理事長・院長ご挨拶

地域医療連携と医療・介護のシームレス化

油山病院ではWEBや広報誌による情報発信のみならず、地域医療連携部を中心とした「顔の見える連携」を重視し、一般病院と精神科病院、クリニックの先生方と精神科病院の連携を図るべく、「油山病院・地域医療連携の会」を年間2回開催しております。

この催しには介護施設・高齢者施設や居宅介護支援事業所の専門職の方々にもご参加いただいており、精神科医療への御理解を深めていただくと同時に、患者さん・ご利用者が地域における包括的な「医療・介護サービス」を受けられるよう情報交換の場として役立っております。

お一人おひとりの患者さんにつきましては、地域医療連携部の精神科ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)がご入院から退院、退院後の生活についても、切れ目のない安心できる医療をお届けできるよう積極的にかかわってまいります。

時代が求める精神科医療への挑戦

1962(昭和37)年に開設された油山病院は常に時代が求める精神科医療を他に先駆けて導入してまいりました。市内初の民間病院による精神科デイケア1987(昭和62)年、市内初の精神科訪問看護ステーションの開設1997(平成9)年、市内初の精神科病院併設の認知症対応型老人保健施設の開設1997(平成9)年など、いずれもまだ未開拓であった精神科リハビリテーション、精神科在宅医療の分野にも果敢に挑戦し、現在それらの各分野では豊富な経験と知識に裏打ちされたスタッフによって油山病院と併設の介護老人保健施設との一体的な医療が提供できるようになってまいりました。

また、2000(平成12)年には全国でも未だ数少なかった精神科急性期治療病棟の運営を開始し、医師をはじめ各専門職によるチーム医療の連携によって、早期退院がより一層可能となりました。同時に退院後のリハビリテーションや在宅医療によるサポート体制を整え、症状の安定化を図り再発・ 再入院を予防しております。

2017(平成29)11月にはこれらの長年の急性期医療とリハビリテーション・在宅精神科医療のノウハウと実績をもって、2017(平成29)11月には福岡県より「精神科応急入院指定病院」としての指定を受けましたが、このたび、これまでの精神科急性期治療病棟を精神科救急病棟として運営する要件を満たしましたので、2018年6月より精神科救急入院の算定を開始いたしました。これにより、24時間365日緊急性の高い患者さんにスムーズに対応できる精神科医療の提供を確実なものにしてまいる所存です。

また、これらの精神科救急・急性期・回復期のすべての病期における治療やリハビリの促進のため、先進的な医療機器に着目し、多様化する精神疾患の確定診断を補助する検査機器や心理検査、治療抵抗性・難治性の精神疾患への治療も段階的に実施しております。

開かれた精神科病院を目指して

油山病院は開設以来、常に地域社会との調和を経営理念として掲げ、地域の方々の「こころの健康」を守るメンタルヘルスの拠点をめざしてまいりました。現在では認知症対策のために全職員が認知症サポーターとしての資格を取得するとともに、組織全体で積極的にボランティア活動にも携わり、福岡市が推奨する「ふくおか地域の絆応援団」の登録企業として、認知症キッズサポーター講座・認知症予防対策講座の開催や交通安全活動にも取り組んでおります。

これからも油山病院は、ブランディングコンセプトでもある「出会いのたね、信頼のねっこ、安心の森」を合言葉に、皆様との出会いを大切に、ご信頼いただける安心・安全の医療を提供できるよう努力してまいります。

医療法人泯江堂 理事長
油山病院 院長 三野原義光

院長プロフィール

理事長・院長 三野原義光の写真 三野原 義光
精神科医、精神保健指定医、日本精神科医学会精神科臨床専門医、日本精神神経学会専門医、福岡産業保健総合支援センター 産業保健相談員、認知症サポート医、福岡市精神医療審査会委員
1989年埼玉医科大学卒業。福岡大学精神医学教室入局、西園名誉教授の指導を仰ぐ。福間病院・いぬお病院を経て1996年福岡大学医学部助手。1999年医療法人泯江堂理事・油山病院医局長、2001年医療法人泯江堂副理事長、2002年油山病院院長、2007年医療法人泯江堂 理事長(油山病院院長兼務)。

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