11月1日読売新聞朝刊「すこやかカフェ」欄に、当院独自の長期入院患者さんのための退院仕組みづくりが掲載されました。

これは読売新聞社西部本社記者の方の取材に応じ、長期入院患者さんの退院をサポートする地域支援者と当院スタッフの会合、退院支援プログラム「チャレンジグループ」の見学、プログラム卒業生へのインタビューを経て記事にまとめていただいたものです。

精神科病院における長期入院が時折問題視されますが、そこには患者さんご自身が退院後の生活に大変不安を感じていらっしゃる面があります。心配なさっているのは、退院後の住宅、経済的なこと、生活能力、服薬の管理などさまざまです。

当院スタッフは患者さんに退院後の現実的な生活能力を獲得していただき、さらに地域支援者の方々に退院支援プログラムに講師として参加していただくことで顔の見える支援のかたち「地域協同による退院仕組みづくり」を推進しています。

これまでも工夫を重ねてきた「チャレンジグループ」プログラムも、さらに長期入院患者さん達に地域生活への希望を感じていただけるように努力してまいりたいと思います。

(関連リンク)
わかりやすい精神科 精神科長期入院患者さんへ独自の退院支援