7月15日、当院多目的ホールにて「地域協同による(精神障害者の)退院支援の仕組みづくりのための研修会」が開催されました。

これは福岡市早良保健所、早良区精神障害者相談支援センター、当院で運営している「(早良区精神障害者の)地域移行検討会義」が 中心となって企画した初めての大掛かりな研修会で、講師として公益社団法人熊本県精神科協会「熊本県あかね荘」の中野誠也先生を お招きしました。
当日は福岡市内各区の障がい者相談支援センターやグループホームのスタッフの方々、精神科病院の職員など約100名の参加がありました。写真は講師の中野先生と、会場の様子です。

これまでも精神障害者の地域移行については各医療機関でさまざまな取り組みがなされていますが、今後はさらにダイナミックに地域の資源、ネットワークを縦横無尽に活用していく必要があります。
そういう意味で、今回の研修会では熊本市の取り組みを先般の震災からの学び・気づきも含めてお話しいただき、大変示唆に富んだ内容でした。今後も関係者の皆様との関係を大切に、患者さんの笑顔がみられる地域移行の推進を着実に進めて行きたいと思います。

「地域協同による退院支援仕組みづくり」研修会の様子1

「地域協同による退院支援仕組みづくり」研修会の様子2

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