ユマニチュードとは、フランス発祥の「人間らしさを取り戻す」という意味を持つコミュニケーション・ケア技法であり、ケアを受ける人が「あなたは大切な存在です」というメッセージを理解できるよう、見る、話す、触れる、立つといった4つの柱と5つのステップを実践するものです。イヴ・ジネスト氏とロゼット・マレスコッティ氏によって開発され、相手の尊厳を尊重し、健康を向上・維持させることを目指し、介護や看護の現場で用いられ注目を集めています。
福岡市は「認知症フレンドリーシティ」を目指し、ユマニチュードの普及を積極的に推進しています。具体的には、地域住民や小学生、中学生向けの講座開催、高齢者施設・医療機関への導入支援、認証制度の導入、認知症フレンドリーセンターの開設などを行っています。
今回、福岡市ユマニチュード施設導入プログラムの研修会場として、油山病院北館4階多目的ホールを9/14(日)・15(月・祝)の2日間ご提供、当法人の介護老人保健施設からざステーション職員も15名参加いたしました。
ユマニチュードを考案されたイヴ・ジネスト氏とユマニチュードの本を翻訳して日本に紹介し日本支部の支部長でもある本田美和子先生(国立病院機構東京医療センター総合内科医)も来院し、直接指導されました。

ユマニチュード研修の様子2