092-871-8778
動物によって治療を援助する療法で、当施設では訓練を受けたセラピー犬が介在します。参加者の笑顔や発語に変化がみられ、単に癒しの効果だけではなく、認知症の進行を緩和する効果が期待できそうです。
認知症を予防・改善する効果が科学的に証明されている唯一の非薬物療法といわれています。当施設では東北大学の川島隆太教授の共同開発者でもある「くもん学習センター」が提供している学習療法を採用。
昔の写真や身の回りの道具を用いて、記憶部分を刺激します。作業活動は、主に手先を使う書道、工芸、ぬり絵など。これらの活動では自尊心に配慮し、運動機能や知的機能、社会的機能の回復・維持を図ります。
日常的な生活動作をできるだけご自身で行っていただき、生活活動の自立と身体機能の向上を図るリハビリテーションです。また、お一人おひとりの潜在的なニーズにも目を向け、生活の質の向上をめざします。
車椅子を単なる移動手段と考えるだけではなく、使い心地や快適さも考慮が必要です。車椅子のシーティングは、利用される方(目的)に合わせ正しい姿勢を維持でるようにクッションなどを調整する技術です。
体力・筋力の低下がみられる認知症の方を対象にお一人おひとりに合ったさまざまな運動を行い、健康維持や体力回復をめざします。筋肉をほぐし痛みを和らげること、歩行訓練や転倒予防にも力を注いでいます。
認知症の中核症状(記憶障害)やBPSD(認知症の周辺症状)の改善に有効として国も推奨している短期のリハビリテーションです。入所、通所ともに開始から3カ月間のご利用が可能です。
要支援1、2および要介護1程度の方を対象に、平日午前中約2時間の通所サービスです。こころと身体のリハビリをしたい方、いきいき元気をめざす方は、お気軽にお問い合わせください。
認知症対応型介護老人保健施設 からざステーションは、一般の介護老人保健施設では処遇の困難であった認知症の高齢者を対象に、医療・看護・介護の三つの視点から認知症状の改善、リハビリテーションを行なうことを目的として平成9年10月に設立されました。
「からざ」とは卵の黄身を支える白い筋状のものを指し、この「からざ」がなければ黄身が孵化しないことから、黄身=高齢者を支え、利用者と家族とのより良き関係をつなぐ「からざ」になりたい、という思いを込めて「からざステーション」と命名されました。
全人的医療の視点からのトータルケアを提供します 介護老人保健施設「からざステーション」は、一般のデイケア(通所サービス)やショートステイ(短期入所)、一般棟での入所サービスに加え、他の施設(デイサービス、デイケア、老人保健施設)で処遇困難な方々を対象とするデイケアや、認知症のために在宅介護に支障をきたしている方々のための認知症専門棟でのショートステイと入所サービスなどの在宅支援に力をそそいでいます。
また、老人保健施設の第一の特徴はリハビリテーションにありますが、からざステーションでは、身体面へのリハビリはもちろんのこと、認知症そのものへの様々なリハビリも実施しております。特に学習療法は、東北大学の川島教授らによって科学的に効果が証明された、認知症の維持・改善を目的とする療法であり、いち早く導入した当施設では、利用者の方々の脳機能の低下防止、コミュニケーション機能の向上や、身辺の自立改善に役立てております。今後とも、からざステーションは全人的(心と身体を総合的に考える)医療の視点に立って、さらに充実した介護サービスの提供に努めてまいります。