こんにちは!
今回は、からざステーションでの管理栄養士のお仕事を少しご紹介したいと思います。
〈管理栄養士〉と聞くと、どのような仕事を思い浮かべますか?
よく返されるのは「給食を作っている人!」です。
もちろん、介護老人保健施設において給食を作ることは管理栄養士の重要な仕事内容の一つですが、私が今回紹介したい仕事内容は、ずばり「栄養ケア業務」です!
あなたの周囲にいる人々とあなたご自身、それぞれ、身長、体重や性別はもちろんのことながら、習慣的な活動量や身体の健康具合も様々ですよね?
それは当施設内の利用者様方も同じです。
施設で働く管理栄養士は、健康管理には欠かせない栄養ケアを、利用者様個々人に合わせて行っています。それによって栄養状態を改善し、利用者様のQOL(生活の質)向上を目標としています。
さて、栄養ケアを行う上で、私が最も大切にしている仕事があります。
それは〈ミールラウンド〉です。
当施設の管理栄養士は、出勤している日は毎日、昼食の摂取状況を見に各階を回ります(これをミールラウンドと呼びます)。食べる時の姿勢は正しくとれているか、自歯または義歯はきちんとあるか、食べるときにむせたり食べ物を口にため込んだりしていないか、などなど…細かくチェックしていきます。また、直接利用者様へ声をかけ、食べにくさの有無や食事の要望などをお尋ねし、生の声を聴くことも大切にしています。
〈ミールラウンド〉で得た情報をもとに、食事以外での情報(一日の過ごし方、服薬状況など)を他職種から得たうえで総合的に評価し、適宜最適な食事の提供を行います。医療機関のように頻繁に検査などを行わない代わりに、日々の観察をしっかり行うことで小さな変化にいち早く気づき、よりよい対応につながります。
当施設では、厨房作業を委託業者へお願いし、施設の管理栄養士は栄養ケア業務に集中できるような仕組みづくりを行っています。
毎日、利用者様の笑顔に後押しされながら、今後もより良い栄養ケア業務を行ってまいります。