こんにちは!

私の趣味の一つに、登山があるのですが、
先日、職場の山登りサークルの活動で《黒髪山》に登ってきました!

日頃の運動不足が祟って、翌日は全く歩けないほどの筋肉痛に…(苦笑)

そんな中で私が毎回いちばん楽しみにしているのは、
頂上からの絶景!…ではなくて “山ごはん” です~!!!

今回は、災害食の研修で習った「お湯ポチャ調理」を参考に、
トマトソースパスタ を作ってみました。

パスタは耐熱のポリ袋に入れ、浸る程度の水を一緒に入れて縛って、お湯にポチャ、ソースも一緒に湯煎するだけ。

ゆであがったら水を別容器に戻して、袋から鍋に移して食器代わりに。
最後にツナを混ぜたら、想像以上においしい山ごはんになりました。
ただ一つ反省点があります。
パスタの量を失敗して、思った以上に大量に出来上がり、、、
乾物あるあるですね(ないか笑) パスタの写真

災害時もアウトドアでも使える「お湯ポチャ調理」とは?

お湯ポチャ調理(パッククッキング)とは、耐熱性のポリ袋に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんする調理方法です。
※必ず耐熱性のポリ袋をご使用ください
時短にも非常時にも!パッククッキング:農林水産省

お湯ポチャ調理は「特別な備蓄」をしなくてもできる災害対策

災害時の食事といえば、“備蓄食”のイメージが強いですよね。
もちろん備蓄も大事なのですが、

「家にあるもの」で「普段から作れる調理法」を知っておく
これがすごく大きな安心材料になります。

お湯ポチャ調理の良いところは、

  • 加熱に使う水は再利用できる
  • 洗い物が少なく衛生的
  • アルミホイル鍋・カセットコンロ・耐熱袋があればOK
  • 食材は家にある乾物+レトルトで十分

という点。

ご飯だって“お湯ポチャ”で炊ける

もちろん、ご飯もこの調理法で炊けます!
圧力をかけてふっくら炊くことは難しいですが、
個人的な感想ですが、アルファ化米よりはいつものご飯の味を楽しめます。

【お湯ポチャ炊飯の基本】≪一人分≫

  1. 耐熱袋に無洗米75gと水120㏄を入れ、20分ほど浸す
  2. 沸騰した鍋に袋を入れて20分ほど“ポチャ” 
    この時はぐらぐら沸騰させなくても弱火で温度キープくらいでOK
  3. 火を止めて取り出して5分蒸らす(放置してたらOK)と、ご飯のできあがり!

欲張らないで少量で調理するのがムラなく炊くコツですよ(^▽^)/
無洗米だと洗米するための水が不要なので節水になります。
もちろん洗米が必要なお米でも、洗米後の工程は同様に可能です。

災害時にも役立つ“乾物”の栄養

お米やパスタ以外にも、普段から家にある乾物類は、実はとても優秀な災害食材です。
乾物の魅力は、

  • 常温で保存がきく
  • 軽い
  • 戻すだけで使える(またはそのまま食べられるものもある)
  • 栄養価が高い

という点で、どれも災害時に役立つ性質なんです。

乾物の代表と栄養ポイント

切り干し大根

水で戻すだけで使え、食物繊維・カルシウム・カリウムが豊富。
歯ごたえもあって、満腹感にもつながります。

乾燥わかめ

鉄分・ヨウ素が摂れ、味噌汁がなくてもそのまま水戻しでサラダ風に。
ポン酢やツナと和えるだけで立派な一品。

高野豆腐

タンパク源として優秀!
細かくちぎってスープに入れると、出汁を吸って満足度の高い食事に。

とろろ昆布

汁物が作れなくても、ご飯にのせるだけでミネラル補給。
軽くてかさばらないので災害備蓄に◎

春雨

糖質源として使いやすく、お湯さえあればすぐ戻る。
ツナ缶やレトルトスープと合わせるだけでボリュームアップ。

実は、山ごはんのパスタには一緒に切り干し大根を入れています。
簡単に食物繊維アップすることができました(^^♪

まずは「試しに一度」やってみることが一番の備え

防災の備えは、あれこれ頭の中で考えるより、まずは実践です!
日頃から慣れておくことで、いざと言う時に少しでも慌てずに済みます。
今日の夕食にぜひ「お湯ポチャ調理」してみてはいかがでしょうか? お湯ポチャ調理の写真