9月13日、野芥公民館「シニアカレッジ」にて当施設の稲津施設長が「人生の幕引きを考える人生会議について」というテーマで講演をいたしました。
講演では終末期において私たち一人ひとりがどのようなケアを受けたいかを事前に考えたり、自己決定できないときに誰に決めてほしいかを決めたり、結論が出ないまでも家族を含む周囲の方々と話し合い共有すること、そのことが医療側に届くことの必要性をお伝えしました。
これらは、厚労省の「人生の最終段階における医療の決定プロセスガイドライン」などの指針を通して、繰り返し医療側から発信してきたにもかかわらず、なかなか一般の方々に届きづらい内容です。そのため、今回の講演では現在の医療・介護の状況や社会的背景、見識者の言葉など豊富な資料を準備して、丁寧に解説を行いました。
当日は参加定員30名に対して20数名の参加があり、講演終了後にはご参加の方々がご自身の体験談や率直な質問・感想を積極的にお話しされ、少し重いテーマでしたが、とても良い雰囲気で終わることができました。