一般病院のオペ室勤務を辞め、「訪問看護ステーションあいりす」に転職して4年目のNです。以前はよく年齢をごまかしていましたが、最近は体力の限界を感じ、せめて上司である同年齢のT課長よりも少し若くみえるように小さな努力をしているところです(笑)。なぜ私が転職しようと思ったかというと、前職で手術前の患者さんの不安な気持ちを軽減するための術前訪問という経験を活かしたいと思った事、それができる精神科の訪問看護に興味を抱き熱い思いを感じていた事、だから45歳になったら興味のある精神科で働こうと勝手に決めていたからです。
精神科の領域に関わったことで仕事のみならず私生活においても変化を感じます。私は3人の子どもの母です。かなり子ども達は大きいのですが、それぞれ自由すぎるのが悩みです。年齢と学年が一致しなく、正直それぞれの子ども達の年齢が分かりません。
実際に「あいりす」で働きだしてから、子育ての考え方も変わりました。何事も完璧を求めていた私ですが、許すこと、子ども達の気持ちに歩み寄ってあげる事の大切さを感じて、「人生笑って過ごせたらいいのかな」と思うようになりました。そう思えるようになってから、我が子達も本当に自由です。そして私の心はとても楽になり、子ども達に優しくなれたように感じます。子ども達は「ママは、うっとうしいー」と言いながらも、彼氏、彼女、友人を家に連れてきます。学生結婚しないか心配ですが・・・・。
そんな私にも許せない事が起きました。末っ子の高校総体中止!これだけはどうしようもできません(涙)。部活を通して涙を流し成長を感じていたので、最後にもういちど試合を見たかったです。スポーツは高校で辞めると宣言していたため、本当に私がショックでした。泣いて帰った日はよく話しを聞いてあげる、自己責任を感じすぎた時は認めたうえで気持ちを逃がしてあげる、頑張った日はたくさん褒めてあげる、試合前の緊張が強いときは「負けたら人のせいにしなさい」と伝えることを心掛けました。「ママは怖いけど泣いた時は話をたくさん聞いてくれたよね。そのあと、なんで泣いたか、わからなくなる」と言われて、私は涙、涙でした。一緒によく泣きました。
それもこれも「あいりす」で学んだ事です。「あいりす」のスタッフは一言で「いい人」。転職して本当に良かったと思います。