訪問看護師の井上です。ここ数年は3人の子供たちの育児に追われゆっくり読書ができなくなっている私ですが、読んだ本の中で印象に残っている本があるので紹介したいと思います。
それは「だから、生きる。」という本です。この本の著者は歌手、プロデューサーとしても活躍している、つんく♂さんです。私がなぜこの本を読む気になったのかというと、私の父もつんく♂さんと同じように声帯を全摘出しており声が出せない、しゃべることができないからです。この本には、プロの歌手つんく♂さんが喉頭がんを発症するまで、発症してから、再発、手術、手術後に至るまで、その当時の心情が記されています。病気と闘っている人に対する応援やメッセージも記されている他、つんく♂さん自身の家族に対する愛情、奥さんに対する感謝が飾らない言葉で多く綴られています。本には声帯の摘出とはどういうことかというのが知らない人でもわかるように説明してあり声帯の摘出により自分ができなくなったことも書いてあるため、つんく♂さんの前向きな姿の中に苦悩も感じられます。私の父も元々は社交的な人柄ですが、声帯を摘出し喋れなくなったことや再発の繰り返しで人との交流を避けて、ふさぎ込む日々が続きました。父自身もこの本を読み勇気づけられ、私自身もつんく♂さんのこの本がとても印象に残り勇気づけられ本を読んでよかったなと思います。
コロナウイルスが流行し普段より家で過ごす時間が増えている方が多いと思います。普段、本を読まない方もこんな時こそ本が読める良い機会です、ぜひ本を読んでみてください。私も本を読む時間を作りたくさんの本を読みたいと思います。

訪問看護師 井上