2022年6月の法人学習会では「当院の新型コロナウイルス対策と今後の課題について」見城看護副部長から説明していただきました。
まず始めは、新型コロナウイルス感染者の動向です。感染者の多いアメリカでは、8,600万人の方が感染し、101万人の方が亡くなっています。昨年末にデルタ株からオミクロンBA1に置き換わっていて、今年5月にはオミクロンBA2に置き換わっています。が、しかし諸外国ではすでに別の感染力の高い変異株も複数確認されており、日本でも確認されたことを踏まえ今後も警戒が必要とのことです。改行 当院における感染症対策も、感染対策委員会協議のもと、フェーズ表を見直し、行動指針の作成、あと具体的な感染症対策(アクリル板の設置、陰圧テントの設置、ガラス越しの面会、面会用のタブレットの活用等)を講じているが、精神科医療での感染対策の困難さも浮き彫りとなり、また、コロナクラスター対応における職員へのメンタルヘルスケア等の課題も山積みであるとのことでした。
今後の課題としては、職員の行動制限を緩和していく方法の検討や、イベントの開催を模索、患者さんへの感染対策の協力、職員の感染対策に関する意識の共有化など、様々な課題と向き合いながら、正しい情報発信と感染対策を実行していきたいとのことでした。
最後に「困難な時こそ、明るく前向きに取り組む!そうした姿勢が大事」だと言われていました。まだまだ予断を許さない大変な時期ですが、職員一丸となって日々の業務に努めていきたいと思いました。

法人学習委員会  井上晶美