梅雨の時期となりジメジメとした日が続く季節となりましたが、体調は崩していないでしょうか?また、この季節は気温も上がり食中毒が増えてくる時期です。
今月は「梅」と「食中毒」について紹介します。
~梅雨になると花を落として成長する梅の実も梅干しや梅酒として古くから利用され、日本人に親しまれてきました~
梅の効能
- 食中毒予防
梅に含まれるクエン酸には細菌の増殖を抑える働きがあります。 - 疲労回復効果
梅に含まれるクエン酸・ポリフェノールには疲労回復に効果があります。 - 食欲増進効果
梅の酸味成分には唾液の分泌を促進し食欲を増進させる働きがあります。 - 動脈硬化予防
梅に含まれるアンギオテンシンⅡは血圧の上昇を抑え、カリウムにも同様の働きがあり、動脈硬化や高血圧を予防します。 - カルシウムの吸収促進
梅に含まれるクエン酸にはカルシウムの吸収を促進する働きがあり、骨粗鬆症予防にも期待できます。 - 胃腸を整える
熟す前の梅の実を燻したものが烏梅(ウバイ)という生薬で、胃腸の調子を整えるのに役立ちます。
食中毒の予防 食中毒を防ぐ3原則!『つけない』『増やさない』『やっつける』
~家庭でできる6つのポイント~
- 買い物
- 賞味期限や消費期限の確認
- 肉や魚はビニール袋に入れる
- 保冷材や氷と一緒に持ち帰る
- 食品の保存
- 食材はすぐに冷蔵庫、冷凍庫へ
- 冷蔵庫、冷凍庫の中身は7割程度に抑える
- 冷蔵庫10℃以下、冷凍庫―15℃以下
- 下準備
- 調理前は手洗い、食材はよく洗い使用する
- 包丁やまな板は使い分ける(肉・魚・野菜)
- 冷凍食品は再冷凍しない
- 調理
- 十分に加熱する(中心温度75℃1分以上)
- 使用後のふきん等は熱湯で煮沸した後、しっかり乾燥させる
- 盛り付け~食事
- 盛り付け前、食事前に手洗いをする
- 清潔な食器を使う
- 長時間室温に放置しない
- 残った食品の保存
- 作業前に手洗いをする
- 清潔な容器で保存する
- 温めなおす際は十分に加熱する