今月の法人学習会は、スポーツ用品で有名な株式会社モルテンから講師に来ていただき、「身体にかかる圧の影響と対策」と題し、褥瘡予防にかかせない除圧について学びました。

圧は組織の内部で、圧縮応力(ちぢめる力)、引張応力(ひっぱる力)、せん断応力(ねじる力)に変わり、血管を圧縮させ血液を流れにくくさせます。その状態が長時間続くことで褥瘡(床ずれ)が発生してしまうのです。

学習会の中では実践も含まれ、マットレスの種類やクッションを使用した体位変換による圧の違いを、圧力測定センサーを用いて可視化すことにより、目で見て理解することができました。

身体への圧の影響は褥瘡だけではなく、疼痛や睡眠など患者さんのQOLに関わることになります。今回学んだ圧に対する理解と対策を日々の業務に生かしていきたいと思います。

法人学習会「身体にかかる圧の影響と対策」の様子