医療法人泯江堂は「ふくおか地域の絆応援団」として地域貢献にかかわる活動を行なっていますが、なかでも認知症予防対策については認知症を専門とする精神科病院と介護老人保健施設を運営する医療法人として特に力を注いでいます。

今年度からカフェ形式を取り入れた認知症予防のための「よかよか講座&カフェ」は、今回で本年度5回目。会場は介護老人保健施設からざステーションです。今回の開催日1月14日は暖かかった正月明けとは打って変わり小雨交じりの寒い天気となりましたが、地域の多くの方々が参加してくださいました。

最初のミニ講義では、油山病院の看護師(副看護部長)が年明けに相応しい明るく楽しいテーマを意識して「幸せホルモン」についてお話ししました。一般的に「幸せホルモン」と呼ばれる物質は、セロトニンといわれています。セロトニンは心を安定させてくれたり、心地よい眠りをもたらしてくれたりして、健康的に生きていくうえで、とても大切なはたらきをしている神経伝達物質です。そのセロトニンを増やすために効果的な6つの方法をユーモアや歌まで交えてお話しさせていただきました。

次に油山病院の作業療法士による「脳トレ体操」では、効果的な有酸素運動であるラジオ体操を行った後、前回に続き腸内環境を整えるための「腸ひねりの体操」や「腸マッサージ」の仕方を実際に行っていただきました。腸の働きをよくする身体の中のツボもいくつかお伝えしました。休憩タイムでは生姜湯やココアも召し上がっていただき、笑顔が絶えない楽しいひとときをお過ごしいただいたように思います。

次回の「よかよか講座&カフェ」は「春に向けての筋トレ講座」をテーマに3月24日(火)14:00~開催予定です。

認知症予防「よかよか講座&カフェ」の様子2