令和6年1月26日に社会福祉法人北九州精神保健福祉事業協会さまの主催で行われた、精神障がい者の地域移行支援にかかわる・関心のある医療機関、行政機関、支援機関の方々に向けた研修「令和5年度 精神障害者地域移行研修」にて、当院 地域医療連携部の内野秀雄部長と本田耕太課長が講師を務めました。 毎年地域移行に向けて行われている研修で、新型コロナウイルスの感染拡大の面から昨年はリモートで行われていたそうです。今年は対面での研修でしたので北九州に伺うことができました。
今年のテーマ「令和の地域移行支援を考える~みんなで作るこれからの地域移行支援~」をうけて、内野地域医療連携部部長から「精神障害のある方とともに地域で暮らすために知ってほしいこと」と題し、精神障害がある方の取り巻く状況を含め、「精神障害者にも地域包括ケアシステムの構築について」の再確認をお話しました。本田地域医療連携部課長から「精神障がい者の退院支援~油山病院の取り組み~」とし油山病院の精神科長期入院患者への退院支援の取り組みや、そのことでの影響、課題などについてお話しました。
研修の第二部ではグループワークにも参加させていただき、油山病院での取り組みを聞かれた感想や、各事業所での取り組みをお聞きしました。質問や想いがたくさんあふれた活気ある研修会でした。今回の研修にて退院をめざす精神科の患者さんのために少しでもお役に立つことができたら幸いです。