6月29日に油山病院の4階ホールにて東京医科大学病院 栄養管理科の宮澤靖先生による講演会が行われました。宮澤先生は長野県出身。1987年北里大学保健衛生専門学院栄養科卒業。JA長野厚生連篠ノ井総合病院(現:南長野医療センター篠ノ井総合病院)栄養科入職以来、93年にはアメリカジョージア州アトランタのエモリー大学医学部栄養代謝サポートチームに留学なども経験され、帰国後は,長野市民病院など、いくつかの病院を経て、2019 年より現職。管理栄養士として業界を牽引されていらっしゃいます。
高齢化が医療福祉に及ぼす影響、栄養のチカラ、内部環境と外部環境の変化、栄養士・管理栄養士の未来、と4つのカテゴリについて論文やデータを引用しながらお話頂きました。管理栄養士は、「食」を通じて人々の健康を支える専門職です。栄養指導、給食管理、疾病予防、地域支援、そして終末期のケアまで、その活躍の場は年々広がっています。しかし、その専門性や貢献の価値が、まだ十分に認知されていない場面があることも事実です。
医師や看護師、リハビリ職、介護職などと同じく、管理栄養士もチーム医療・チームケアの一員として、なくてはならない存在です。高齢化社会だからこそ、管理栄養士の専門知識と実践力がますます必要とされています。
管理栄養士が専門性に誇りを持ち、根拠に基づいた支援を積み重ねながら、他職種との連携を強め、社会への発信力を高めていくことが大切だという宮澤先生の言葉に、勉強会に参加した方々が頷く場面もありました。
管理栄養士が、より一層信頼され、評価される存在となるよう、今後も学び、行動を続けてまいります。
油山病院からのお知らせ
講演会「栄養士のチカラで変える未来!」
