精神疾患の症状 

                               

今回も実際の精神科訪問看護でのリハビリの内容についてお伝えしていきたいと思います。テーマは「精神疾患に伴い、日常生活に不便を感じていらっしゃる方」です。
さて、精神疾患に伴う日常生活での支障としては様々なものがあります。意欲が低くて家事がこなせない方や、体力が低下してすぐに疲れてしまう方、日中の時間を持て余して楽しみが少ない方、食事メニューに偏りがあり体重が増加傾向の方、さらに便秘で困っている方などなど、私たちは日々生活していく中で様々な活動をしていますが、先述のような困りごとで悩みを抱えている方は多くいらっしゃると思います。そのような状態でお困りの方に対し、当ステーションでは、日常生活への援助を行っています。

日常生活の不便を解決するための具体的な援助

作業療法活動

作業療法とは、様々な活動を通して、本人がやりたいこと、出来るようになりたいこと、求められていることなどを、その人らしく出来るようにし、健康的な日常生活を送れるように指導・援助・支援を行うリハビリテーションです。
ここからは、いくつか具体的な活動内容をご紹介します。

すぐに疲れてしまい、家事が上手くこなせない方

活動性を高めることで、体力向上や気力を呼び戻し、基本的な日常生活が送りやすくなることを目指して、訪問看護では一緒に活動を行います。プログラムとしては個人差もありますが、段階的に活動量を増やしていき、初めはストレッチや体操などから開始します。徐々に散歩、買い物、洗濯物を干したり畳んだり、取り組みやすい活動から選択して、次の段階としてはウォーキングや軽スポーツ、部屋の掃除、調理や食器洗いなど、ご利用者様のペースに合わせて支援者と一緒に様々な活動を行いながら日常生活能力を高めていきます。

日中の時間を持て余し、生活に楽しみがもてない方

支援者が対話を通じて、ご利用者様の興味・関心ごとを確認し、訪問時に一緒に取り組みます。例えば、将棋・オセロ・トランプ・TV(スマホ)ゲームなどを楽しんだり、手芸・折り紙・塗り絵・革細工・ビーズ細工などの物作りを一緒に行ったりすることも多いです。他にも、映画・音楽・アニメ鑑賞、散歩、ウクレレやギターなどの楽器演奏なども行っています。ここでのポイントは、支援者も一緒に活動を行うという部分が大切です。ご利用者様に作業を提案して取り組んでいただくだけではなく、支援者も一緒になって活動を楽しみ、ともに感じて進めていきます。そのため、なかなか一人では取り掛かれないことも、支援者と一緒であればスムーズに活動できて、日常生活にメリハリが生まれ、気分安定や充実感・満足感も得られていくと思います。